フィリピン語学留学はいい経験だったな~っていう話

大学生の頃、留学したいという憧れがあって、

でも貯金はあまりなかったので、フィリピンに1か月語学留学しました。

今回はそのことについてまとめます。

 

目的:TOEFL ibtのテストで高得点を取るため

場所:ダバオのTOEFL ibt専門の語学学校(韓国資本)

時期:2014年3月

生徒:全体で20人

   日本人:韓国人=3:2(長期休みにかぶると日本人が多い)

費用:生活費、交通費等すべて込みで20万円くらい

   (週末どれだけ遊ぶかで金額が変わる)

アクセス:自分で飛行機のチケットを手配。マニラ経由でダバオの空港へ。

     空港から語学学校までは送迎バス付。

 

【1か月の流れ】

まずTOEFLのテスト問題を受け、その結果を基にどの授業を受けるか決める。

→自分に合わなければいつでも担当の先生や授業を変えることが可能。

 (その都度教科書の買いなおしが発生する)

→公式のテストを受ける(月に1回実施。日本円で1万円程度。)

 

【1日の流れ】

朝食堂でご飯を食べる(韓国料理)

→単語テストを受ける(点数が低いと週末外出ができない)

→授業(空きコマは自習室で勉強)

→昼食、夕食も食堂

→自由時間(門限21時)

 

【授業の特徴】

・1対1が基本。アメリカ人とのスピーキングの授業は1対4。

・1日5コマ(1コマ50分)くらい。授業数は各個人にゆだねられる。

・基礎から応用レベルまでの授業が用意されている。

・個人の要望に応じて先生が授業の内容を考えてくれる。

・予習・復習を前提とした授業構成

 

【生活環境】

・語学学校の上の寮で生活

・廊下の壁は吹き抜けで窓が付いていないため、虫が入ってくる

・蚊が多い(刺されるとすごく腫れる)

・3食ついているので食事には困らない

・シャワーはぬるいお湯で水圧が低い

・洗濯の日は決まっていて、決まった曜日に出すと洗ってくれる

・筋トレグッズがある

・国際電話があるのでいつでも掛けられる

・近くのスーパーまではジプニーかトライシクル(とても安い)で5分

 

【週末の過ごし方】

・学校が出すバスで観光

・ショッピングモール(メイン)

・海

・マッサージ

・飲み屋

 

【よかったこと】

TOEFLのスコアが上がった(20点くらい)

・先生と仲良くなれた(今でも連絡を取っている)

・いろんなバックグラウンドを持った人と知り合えた

・費用が安く抑えられた

・フィリピンの文化について知れた

 

【悪かったところ】

・生活のインフラがあまり整っていないので、その生活に慣れられるかどうかで

 ストレスの量が変わる。

 (自分は留学期間が2か月だったのを1か月に変更)

・先生によってアクセントが異なるので、下手すると自分も誤った発音を覚える。

・日本人が多いので、英語を話す機会が少なかった。

・先生と生徒の間の男女関係等で面倒な目にあった

 

【総括】

語学力UPだけが目的なら日本で勉強すればいい

ただそれ以外の得られるものが大きいよ、ってこと。

 

英語を話す機会を作りたいなら、もっと日本人が少ない、または欧米に留学しないと難しい。

当時全く勉強をしないでフィリピンに行ったから点数が伸びたのかもしれない。

 

環境の作り方は自分次第なので、長期休み以外の時期を選ぶ、また日本人に話しかけられても英語しか話さないスタンスで行けば英語力は磨かれると思う。

当時高校生の日本人の女の子がいて、彼女は常に英語しか話してなかった。

そのため、最初韓国人かと思っていたが、のちに日本人と知りとても驚いた。

また、彼女の凄いところは、週末ショッピングモールで韓国人の友人と一緒に英語の勉強をひたすらしていたこと、食事は毎回アメリカ人の先生と一緒に食べていたこと等。

3か月語学学校で勉強をしていて、最終日だけ彼女は日本語で会話をしていたが、日本語を忘れてしまったと言っていた。

 

あとは生活環境さえ、適応できるのであれば充実した留学になると思う。

私はどうしても慣れることができなかった。泣きながら母親に電話したこともある。

日本に帰ってからもTOEFLの勉強を4か月ほど続け、目標の点数を取ることができたのだが、日本で勉強するだけでも十分である。

 

ただ一番大きな得られたものは人脈とフィリピンでの経験である。

夢は一人ひとり異なるが、皆同じ英語力UPを目標としていたので、不思議とすぐに仲良くなれた。

もう会うことはなくなったが、FBで彼らの活躍を見ると、本当に夢を叶えている、また叶える途中にいて、自分も負けられないと思う。

また、フィリピンの文化についていろいろ知ることができたし、生活も大変だったが、この経験のおかげで、その後の交換留学の生活や一人海外旅行など抵抗なくできた。

 

今はオンラインの英会話もだいぶ充実しているが、

自分の目的に合わせて考えてみては?あくまでも自分次第でどうにでもなる。